パタヤ白昼夢

パタヤ白昼夢

おもにパタヤでの夜遊び旅行記。その他。

東十条 サ〇イサ〇イ

どうにも場末感のある店に惹かれてしまう。
なぜだろうか。
良い店がもっとあることはわかっているんだが。


休みに入ってから身体を絞ろうと
1日おきに12kmのマラソンをしてせいで疲労が溜まっており
足裏マッサージをしてもらいたかった。
だが、マッサージにお金を使いすぎてしまったため
しばらく行かないと決めていた。

しかしお店の付近にきてしまうと
どうにも突撃したくなるものである。

 

時刻は20時過ぎ。

何十年経ったかわからない胡散臭い看板とチープな灯り。
異常な勾配の階段を見上げ、冒険へ向かおうと気持ちを奮い立たす。


登りきってドアを開けるとそこには異空間が広がってた。
店内は三河島のリラクゼーションと似たつくりだった。
中も廃れていた。
そしてなんともいえない生活感。


誰もいないのか?と見渡すと目の前のベッドで横になっている嬢。
年齢は60後半~70といったところか。


どうやら嬢は仮眠しているようだ。
見なかったことにしてドアを閉めて帰ろうとしたときに起こしてしまった。
寝巻きのまま入口に来てメニュー表を渡される。


外の看板には足裏があったが、こちらのメニュー表にはなかった。
足裏だけで良い旨を伝え、30分3kを支払う。


それにしても凄い顔だ。
重力に耐えられなかったんだろう…。


薄暗い部屋では迫力が段違い…。
足は細いのに上半身デブの見事な逆三角体型。

今回は足裏だけなので上下とも服は着たままで奥のベッドでうつ伏せになる。
服の上からタオルをかけられ軽く背中をマッサージ。


鼻が詰まっているのか気管支が弱いのか呼吸が「フシュー フシュー」と聞こえる。
そして尻・太腿・ふくらはぎと順にマッサージされる。

どうやら足裏ではなく下半身全体のコースだな。

そんなに力も強くないため指圧を感じない。
どうしようもないので上は着たままジーパンだけを脱ぐ。

この嬢、先程からずっと欠伸している。
寝起きだから仕方ないか。


眠いのか?と尋ねると、胃が痛く横になっていたとのこと。

その後もわりと優しい指圧。
だがよく考えると施術が上手いかどうかなど関係なかった。
この先はあるのか、あった場合進むのか退くのか。
施術を受けながらずっと考えていたが答えは見つからなかった。
しばらく足を揉んでもらっていると不覚にもうとうとして寝ていたようで
背中をパンパン叩かれ気がつくた。

ここでふと気づく。
この嬢は三遊亭小遊三にそっくりなのだ。


あ~心の中のモヤモヤが解消されスッキリ。
そして答えが見つかった。


今夜はこのまま帰ろう。

着替えた後、冷茶をいただき少し話す。
お腹は大丈夫か?と聞くと、
施術中はおとなしかったのだが、次から次へと話続ける。

 


本人曰く胃潰瘍とのこと。
病院で薬を貰っているが毎日キリキリ胃が痛むらしく、
先程もお客を断ったと言っていた。
あぁ小遊三よ、身体は大事にしてくれよ。

他にも、連休で他の嬢が休みのため
体調は悪いがひとりで出続けていることへの不満やら。

茶を飲み終え、身支度を整え立上がりお椀を返す。
あんまり無理しないようにと穴が3つ開いている胃をいたわって帰ろうとしたら

まさかの、、、

「お兄ちゃん優しい」と言い
さすった手を握りしめ胸に押しあててきた。

…これは、と迷っていると女の顔で一言。

「サービスしようか?」
何故だろう。このときは小遊三ではなく、渡辺えりに見えた。


(男ではなく)女に誘われたら答えは勿論YESだ。

蒸しタオルで下をキレイにしてもらいながら世間話。
こーゆー時間はけっこう好きだ。
今回は特別に口で奉仕すると言ってくれたが丁重にお断りをして、HJで良いと伝えた。

マッサージを受けた客は3kでHJ。
常連客は5kでマッサージなしのHJ?その先もあるのかは不明。
今回は嬢の気持ち?で追加ナシだった。


オイルを菊から息子まで塗ってHJ。
脱がすと胸はかなり大きいが、腹の方が出ている。
気持ち程度のあえぎ声を聞きながら発射。


蒸しタオルで拭いてもらう。
ふと見上げると小遊三に戻っていた。


着替えながら話をすると、
この付近にはマッサージのお店が17店舗あるけど
施術が一番上手いのはここだとお客さんみんな言ってるよ、
と自信ありげに答えていた。
そんなわけはない。

帰り際、次はもう少しお金持ってきてねと。
60分全身マッサージした方が身体軽くなると言っていたが
暗にあっちをほのめかしているような気がしてならない。


その地域では老舗とのことだが、コアな層以外に需要はないだろう。